Archives by date

You are browsing the site archives by date.

*パルマの食*

 

パルマに行ったら、美味しいチーズと、生ハムとランブルスコを思いっきり頂きたい♪ と思っていました^^

パルマと言えば、パルミジャーノ・レッジャーノ(parmigiano reggiano)のハードチーズが有名です。

一晩置いて脂肪分の一部を分離させた牛乳と、脂肪分を分離させていたい搾りたての牛乳を混ぜて作り、水分を切り凝縮させ、最低でも12か月熟成させたチーズ。

パルミジャーノ(パルマ産の)・レッジャーノ(レッジョ・エミリア地方の)という意味で、D.O.Pの品質認定表示の認定を受けたものだけが、「パルミジャーノ・レッジャーノ」の名称をもらうことができるのです。

お店に行くと、チーズの種類も沢山あったのですが、滞在中は、パルミジャーノ・レッジャーノの食べ比べをして楽しみました♪

12カ月、18カ月、24カ月、36カ月の熟成のタイプをいただきましたが、濃厚さや味が違って、面白い発見ができました(^-^)

大きな塊のチーズ、日本に持ってかえりたい・・・

FullSizeRender125

 

パルマの街には、チーズやさんとハムやさんが、沢山ありました♪

FullSizeRender117

 

生ハム(プロシュット・クルード prosciutto crudo)

生ハムも大きなかたまりでも売っています。

FullSizeRender119

 

お店で買ってテイクアウトしたり、レストランでも食べました♪

写真のレストランで食べた生ハムは、像想を超えた美味しさで、今でも忘れられない味です♪

FullSizeRender122

 

パルマ料理のパスタ、トルテッリも何度も食べました♪

FullSizeRender115

 

念願の初めてのアンティチョーク 食べました♪

FullSizeRender

アンティチョーク、市場にも売っていました。

IMG_9494

 

市場にトマトの種類の多さにビックリしました!

とても赤くて、見ているだけで元気になりそうなトマト達*

image1 (2)

 

 

市場で美味しそうなフルーツを見つけて、

FullSizeRender129

 

イチゴを買って食べました♪

いつも見ている日本のイチゴと比べると形も少し細長く、色も濃くて、味は爽やかな甘さで、とてもおいしかったです(*^-^*)

FullSizeRender130

イタリアでしか食べることのできない食も楽しむことができました(^^♪

 

 

 

 

*パルマの観光*

▪パルマ音楽院(Conservatorio  di Musica 〝Arrigo Boito〟di Palma)

イタリアで歴史ある伝統校のパルマ音楽院にも行くことができました。

パルマ音楽院の名称は、アッリゴ・ボイート音楽院と呼ばれていますが、1888年に学校の院長を務めたアッリゴ・ボイート(Arrigo Boito 1842-1918)の名前が由来になっています。ボイートは台本作家であり、作曲家でもあり、自身のオペラ〝メフィストフェレ〟を残していますが、ヴェルディ作曲のオペラ〝オテロ〟、〝ファルスタッフ〟の台本を手がけた人です。

IMG_9458

中庭には、トスカニーニの像もあります。

FullSizeRender116

パルマ出身のトスカニーニ、アバド、歌手のヴェルゴンツィなど優れた音楽家たちが通った音楽院。

素敵な中庭を歩いていると、未来の音楽家達のレッスンや練習風景、日常の風景も見ることができました♪

FullSizeRender113

掲示板にはコンサートやお知らせなどがありました*

FullSizeRender112

パルマ音楽院では、イタリア音楽を学ぶ学生さん達の様子を身近に感じることができました(^^♪

 

 

▪サンタ・マリア・ステッカータ教会(Chiesa Santa Maria della Steccata)

IMG_9447

FullSizeRender123

パルマ王立劇場の目の前にあって、パルマに来て一番初め観光で入った場所。

とても感動しました ^^

天井のドームのフレスコ画の色といいデザインといい、本当に癒された空間で、美しくい空間、ずっとここに居たかった♪

 

 

▪ガリバルディ広場

FullSizeRender124

パルマの市庁舎があって、街の中心になっているガリバルディ広場には、とても珍しい日時計があります。

右上が午前で右下が午後、左側はカレンダーになっているそうですが、読めませんでした。

時計台の写真は、PM 12時53分になっていますが、皆さんわかりますか?

IMG_9464

 

▪パルマ大聖堂

FullSizeRender128

12世紀末頃に造られた、ロマネスク様式の教会。

正式名称はサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria Assunta) です。

FullSizeRender109

 

レンガと小さな大理石の積み重ねでできているそうです。

ドゥオモの内部は、天井だけではなく、側面もフレスコ画が描かれていて、とても豪華でした。

FullSizeRender111

光が射すステンドグラスも、神秘的で芸術的!

IMG_9472

ドゥオモとなりにある洗礼堂は、ピンクの八角形大理石で造られています。

FullSizeRender108

▪郵便局

ここ郵便局?

と思う位、立派な素敵な建物の中に、郵便局がありました。

素敵なオフィスに感動しました♪

FullSizeRender127

 

 

 

■ファルネーゼ劇場(Teatro Farnese)

 

パルマは、1545年からはファルネーゼ家の下で華麗な文化の華が咲き、ピロッタ宮殿(ファルネーゼ家の居城)などが建設されました。

ピロッタ宮殿の中にある、ファルネーゼ劇場(Teatro Farnese)とパルマ国立美術館( Galleria Nazionale)に行きました。

■テアトロ・ファルネーゼ(Teatro Farnese)   ■

IMG_9141

ファルネーゼ劇場は、パルマ・ピアチェンツァ公国のファルネーゼ家ラヌッチョ公爵によって造られ、
1618年から1619年にかけてジョバン・バッティスタ・アレオッティが建設しました。

残念ながら1944年、第二次世界大戦の空襲によって損傷し、1956年から60年にかけ再建されています。

すべて木で造られた、とても珍しい木造のルネサンス様式の劇場です。

舞台と観客を区切った構造から、客席からみて縁取られたように見える額縁型劇場舞台として有名です。

IMG_9148

舞台から見た客席*

客席も全て木でできています。

IMG_9145

 

あまりにも気持ちよさそうだったので、身を委ねてみました♪

FullSizeRender107

FullSizeRender101

よく見ると、フレスコ画が描かれていました。

IMG_9142

 

 

ファルネーゼ家に嫁いでくるメディチ家の王妃(ファルネーゼ家のオドワルド・ファルネーゼとメディチ家のマルゲリータ・デ・メディチの結婚)のために造られた劇場で、
こけら落としには、の結婚祝典用に作曲された、モンテヴェルディの幕間劇(インテルメディオ) 『メリクリウスと軍神マルス』が演奏されました。

IMG_9144

今は、年に数回の催しの時などのみで、ほとんど使用されることのない劇場です。

木で造られたファルネーゼ劇場とても温かみを感じた素晴らしい劇場に圧巻しました♪

 

ファルネーゼ劇場の舞台袖を歩いていくと、隣にはパルマ国立美術館があります。行き方がわからなくて、何回も行ったりきたりしてしましました。

 

■パルマ国立美術館( Galleria Nazionale)

こちらも素晴らしい美術館。とても広い館内には、パルマにゆかりのある画家の作品が沢山展示されていました。

有名な作品も沢山ある中、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品、見つけました!

とても小さな絵画なのですが、なんとなく素晴らしく惹かれていき近づいてみたら、

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「ほつれ髪の女性」(La scapigliata)1508年作 でした。

FullSizeRender106

数ある作品の中でも、とてもオーラを感じました。

 

絵画の他にも、個性的な作品みつけました。

IMG_9156

 

天井も高く、広々と展示されている作品達。

IMG_8410

IMG_9151

学生さんたちが、デッサンに励んでいました。

IMG_9150

 

 

大先輩たちの本物の作品を身近に感じながら、皆、真剣な眼差しでした。

IMG_9155

 

奥では、子供たちが授業で美術館見学をしていました。

IMG_9153

 

エル・グレコ、レオナルド・ダ・ビンチ、コレッジョ、パルミジャニーノ・・・・広いピロッタ宮殿の中に、貴重な作品が沢山展示されていて、かなり見応えありました(^^♪

レオナルド・ダ・ビンチの「ほつれ髪の女性」(La scapigliata)は、日本にも展示されたことがあるそうです。

ピロッタ宮殿の中には、ファルネーゼ劇場、パルマ国立美術館の他、国立考古学博物館、パラティーナ図書館などもあります。

宮殿のある広場は、平和広場(Piazza  della  Pace)のパルマの憩いの場になっています。

IMG_9182

FullSizeRender102

IMG_9162

 

あと少しパルマの様子続きます・・・♪

お付き合いいただけたら嬉しいです(*^-^*)

 

■トスカニーニの生家■

 

▪トスカニーニの生家(Museo Casa Natale di Arturo Toscanini)

FullSizeRender

FullSizeRender104

 

・アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini 1867-1957)

イタリアのパルマ出身のトスカニーニ。

19世紀半後半から20世紀半ばにかけて「指揮者の中の王」と呼ばれるほどオーケストラやオペラ音楽に影響力を与えた指揮者です。

2017年の今年は生誕150年です!

FullSizeRender (96)

パルマ王立音楽院でチェロと作曲を学び輝かしい成績の結果、18歳の若さで歌劇団の主席チェロ奏者、副合唱指導者の契約を結び、19歳で指揮者のデビューを飾ったときにはヴェルディ作曲「アイーダ」のオペラで、

20歳ではチェリストとしてヴェルディ初演のオペラ「オテロ」をヴェルディの指揮でも演奏しています。

トスカニーニが初めてヴェルディの作品を耳にしたのは、4歳の時生まれ故郷のパルマ劇場で上演された「仮面舞踏会」を聴いたときでした。

54歳の年の差があったヴェルディとトスカニーニですが、ヴェルディの晩年の数年、二人は深い親交がありました。

トスカニーニは生涯においてヴェルディの作品の素晴らしさに心奪われ、特に力を入れた作曲家の一人です。

また、トスカニーニの指揮で演奏されたヴェルディの音楽は、各地で絶賛を得るとともに、ヴェルディからの信頼も厚かったそうです。

偉大なるヴェルディが作曲した曲を、偉大なるトスカニーニの指揮者が作り出すオーケストラの音楽。

どちらも欠かすことのできない関係です ^^

 

トスカニーニは、イタリアとアメリカで主に活躍していました。

〈主に活躍した歌劇場〉

■ 1895年(28歳)でトリノ王立歌劇場の首席指揮者を務める。

1896年2月1日にプッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」初演の指揮もしています。

■ 1898年、31歳の若さでミラノ・スカラ座の首席指揮者任命される。(1898年から1903年と、1906年から1908年まで)

■ 1908年から1915年までニューヨークのメトロポリタン歌劇場の首席指揮者。

 

 

●トスカニーニの生家は、現在博物館になっていています。

3階建ての生家には、楽譜や資料、オペラで使われた衣装、コンサートのポスター、ブロンズ像や様々なコレクションが展示されていました。

IMG_9183

 

トスカニーニの使用していた指揮棒

IMG_9133

IMG_9131

 

IMG_9181

 

IMG_9163

 

トスカニーニが弾いていたピアノ。

IMG_9179

 

ヴェルディの演目を指揮していたときのポスター、沢山ありました。

IMG_9139

今気が付いたのですが、ブッセートで買ったハガキの写真の右上の緑のポスターとすごく似ています♪

FullSizeRender105

 

トスカニーニのエピソードをご紹介します。

トスカニーニは近視が酷いこともあって、何百曲の曲をオーケストラのパートなども暗記して演奏することができたそうです。

それに、演奏に対して忠実で厳しいこともあり、オーケストラの団員にも怒鳴り散らしたり、物を投げたり、譜面台を壊したり、指揮棒を折ったりすることもあったそうです。理想の音楽を求めて熱くなることもありましたが、性格は少し短気なところもあったそうです。

今でも沢山の人に愛されているトスカニーニの演奏は、CDも沢山残っていますし、ユーチューブなどでも聴けますので、よろしければ聴いてみてください♪

 

 

■パルマ王立劇場(Teatro Regio)

image1 (1)

パルマ王立劇場は、ナポレオンの王妃、マリア・ルイージャ(Maria Luiga 1791-1847)が造った劇場です。

ハプスブルク家のマリア・ルイージャは、1814年にパルマ公国の公女(在位:1814年-1847年)になり、パルマを支配していました。

建築家の二コラ・ベットーリに建築を依頼し1821年に着工して1829年に完成した劇場です。

劇場の中はとても華麗な劇場。

IMG_9118

 

IMG_9121

 

IMG_9116

IMG_9120

 

FullSizeRender103

IMG_9125

エミーリア・ロマーニャ州のパルマは、ヴェルディのブッセートも同じ州で、毎年ヴェルディの誕生月の10月に開催される〝ヴェルディフェスティバル〟ではパルマ王立歌劇場と、ブッセートのヴェルディ劇場でオペラやコンサートのフェスティバルが一か月開催されています。

パルマでは、室内楽の演奏を聴きました♪

IMG_9122

 

憧れの、初めての経験、パルコ席でのコンサート♪

味わったことのない、特別な時間でした  ^^

IMG_9123

 

演奏者はHUGO WOLF QUARTET & MARIO BRUNELLOの室内楽。

プログラムは、アレンスキー、ボッケリーニ、シューベルトの曲目でした。

劇場を響き渡る、弦楽器の音色が、とても美しく、心地よく、歯切れよく、とても素晴らしいコンサートで、初めて聞いたアレンスキーの曲、とても気に入りました♪

 

ロビーの様子です。

IMG_9126

 

終演後の劇場前の様子。

IMG_9129

こんなに素晴らしい劇場、素晴らしいコンサートが身近にあること羨ましいですね(^-^)

地元の人にとっては、日常の一コマですが、私にとって、とても特別な時間でした♪♫

 

コンサート後、私たちは、ピザを食べに行きました。

大きなピザと、白ワインの発泡酒で乾杯を♪

FullSizeRender121

 

 

 

■フィデンツァFidenza

 

フィデンツァでは、アウトレットモールの〝Fidenza Village〟に行きました♪

クレモナに行った時も、ブッセートに行った時も、フィデンツァ乗り換えもあって何度も立ち寄ることになりました。

〝Fidenza Village〟行きの黒いシャトルバスを運転していたのは、

IMG_8981

 

こちらのマダム*

とてもカッコ良い運転さばきで、バスから降りてきました。IMG_8982

 

 

 

こちらのバス待ちのご婦人も、とても絵になる光景*

IMG_8980

 

 

 

バスで15分位乗って、〝Fidenza Village〟着きました♪

IMG_8984

 

 

“Village” はイタリア語で村の意味ですが、小さな可愛いいお店が沢山集まったショッピングモール♪

建物もとても可愛いモールです ^^

 

 

 

白い素敵なドレスは、ベッドシーツをドレス風にしたショーウインドウ(^-^)

FullSizeRender (48)

 

 

レモンの柄が可愛い♪

FullSizeRender (37)

 

 

 

凄く、ゴージャスな衣装♪

FullSizeRender (42)

 

このカッコ良いコーディネートで着こなしてみたい♪

IMG_8990

 

 

 

LOVE❤

FullSizeRender (80)

 

帰りのバスは、イタリアに来て初めてのイタリアらしいプチトラブルがあり、夕立の激しい雷雨中、エネルギーを使いました。

このハプニングも、今となっては、とても印象的な思い出の一つになりました。

この後はパルマのコンサートに行きましたので、続きは最終回のパルマです♪

 

■ヴァイオリンの街 クレモナ

ヴァイオリンのクレモナ(Cremona)行きました♪

IMG_8952

▪クレモナの駅前にはイタリア統一の英雄、ガルバルディ像や、

IMG_8955

 

弦楽器の街クレモナらしい大きなコントラバスのオブジェが出迎えてくれました。

IMG_8956

 

クレモナは、世界の3大ヴァイオリンと言われている、アマティ、ストラディヴァリ、グァルネリのヴァイオリン職人が暮らした街。

クレモナの駅を降りると、バイオリンケースを持った人が沢山降りていきました。

ヴァイオリンを学ぶ学生さんや、ヴァイオリン製作学校、弦楽器工房を求めて世界中から集まってきます。

 

▪ニコロ・アマティ(Nicolo Amati  1596-1684)

▪アントニオ・ストラディヴァリ(Antonio Stradivari  1644-1737)

▪アントニオ・グァルネリ(Antonio Guarneri  1698-1744)

 

15世紀頃からヴァイオリン製作が盛んになったクレモナですが、今でも活発です。

史上最初のヴァイオリン製作者といわれているアンドレア・アマティ(1505-1577)の2人の息子の成功によって、アマティのヴァイオリンが世に知られることになり、その孫のニコロ・アマティ(1596-1684)がクレモナをバイオリンの街にしました。

ストラディヴァリとグァルネリはニコロ・アマティのお弟子さんで、二人はライバル的存在でもありました。

 

クレモナの街には、現在も80を超える工房があるそうです。

歩いているだけで、あっちにも、こっちにもヴァイオリン工房を見つけることができました♪

IMG_8966

IMG_8967

IMG_8969 (1)

IMG_8965

IMG_8968

 

▪ストラディヴァリ広場のストラディヴァリ像

IMG_8958

IMG_8959

 

ストラディヴァリ広場から、街のシンボルのクレモナ大聖堂のトラッツォ(鐘楼)が見えました♪

IMG_8960 (1)

螺旋の502段の階段があって、高さ111mのトラッツオ(Torrazzo  鐘楼)は、イタリアで一番高くて世界で最も古いレンガ造りの塔で上ることができます。

 

▪クレモナ大聖堂

1107年12世紀に建設された、とても荘厳なロマネスク様式の大聖堂でした。

大聖堂前の広場は、クレモナ市民の憩いの場となっていて、優雅に過ごしていました。

IMG_8962

 

 

大聖堂には大きな薔薇窓があって、その下には沢山の小さいアーチが並んでいます。

IMG_8964

 

IMG_8970 (1)

 

このオルガンはクレモナ出身の作曲家モンテヴェルディも演奏されているそうです。

IMG_8971

▪クラウディオ・モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi  1567-1643)

モンテヴェルディは、オペラの最初期の一曲である『オルフェオ』を作曲しましたが、オペラの歴史においても、とても大切な曲になっています。

 

 

▪大聖堂の後ろ姿

IMG_8973IMG_8975

 

▪大聖堂の広場に集まっている子供たちは、学校見学に来ていました。IMG_8972

 

行けませんでしたが、『ヴァイオリン博物館(Museo del Violino)』や『ストラディバリアーノ博物館』、ストラディヴァリの工房、生家もクレモナの見どころになっています。

IMG_8957

IMG_8963

 

▪蜂蜜と卵とアーモンドでできたクレモナのお菓子、トッローネ(torrone)IMG_8961

 

 

▪お気に入りのワンピースを見つけましたが、お店は閉まっていました(*_*)

IMG_8974

 

▪公園で可愛い子供たちのワンシーン

パーパ・ジョバンニ・パオロⅡ庭園(Giardinoi pubblici Papa Giovanni Paolo Ⅱ)

IMG_8976

 

 

 

 

 

 

♪ブッセートのあれこれ

2日向かったブッセートでは、交通機関も不便で時間を持て余したときの様子なども少し書かせていただきます*

 

1日目にブッセートに着き、駅の近くに立派な建物をみつけて、導かれるままに行った建物。

▪ヴィッラ・パッラヴィチーノ邸( Villa Pallavicino)ヴェルディ国立博物館(Museo Nazionale Giuseppe Verdi)

IMG_9007

IMG_9005

 

とにかく広い敷地の奥に気になる建物があったので、扉の近くまで行きましたがこの日は休館日でした。

普段はヴェルデイの国立博物館になっていて、ヴェルディのオペラに関する衣装なども展示された博物館になっています。

パッラヴィチーノ家のパッラヴィチーノ邸、初めて知りましたが、お堀もあって広大なお庭のある立派な建物がとても印象的でした。

 

同じ敷地内に教会がありました。

▪ サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会(S.Maria degli Angeli)

IMG_9006

FullSizeRender (94)

1470年から1471年に建てられたゴシック様式の教会です。

ヴェルディがブッセートに住んでいた時通っていたミサは、この教会だったみたいで、この教会のオルガンも弾いていました。

IMG_8668

ステンドグラスの光が床に反射され、美しい神秘的なを光見ることができました♪

 

何とも可愛い小さな車(^-^)

一人乗り? のスイカの車、撮らずにいられませんでした♪

 

IMG_8669

 

 

▪ブッセートの市庁舎:会議室

ヴェルディ広場にある Rocca Pallavicino(パッラヴィチーノ城)の建物の左側がブッセートの市庁舎、右側が行きたかったヴェルディ劇場。

IMG_8201

一日目に訪れたときヴェルディ劇場が休館だと思わなかった私は、ヴェルディ劇場の窓口と市庁舎の窓口を間違えてしまい、中を見学したいと伝えると、

“この中に入りたいの? 何もないよ。” と言われたのですが、私は

“是非中に入りたい” と伝え、許可をいただき案内してもらったところは、市庁舎だったのです(´・ω・`)

 

IMG_8672

 

市庁舎の中を紳士に案内してくれて、普通では決して入ることのできない会議室までみせていただきました。

窓口を間違えたことは、とても恥ずかしかったですが、ラッキーなハプニングもありました。

 

▪Istituto Comperensivo Busseto(公立の学校)

ブッセート駅から街の中心に向かう道にある気になっていた建物がありました。

FullSizeRender (81)

 

1日目は気になっていたものの、結局何かわからず、2日目歩いていると、ピアノの音、楽器の音、リズムのソルフェージュの授業の様子などが、聞こえてきました。ブッセートの街で音楽を学んでいる子供たちの様子が聞こえてきて嬉しくなしました。

ピアノのレッスンでは、私も子供の時に練習していた曲や、今私が教えている子供の生徒さんたちが練習している曲やバッハの曲など聞こえてきて、日本とこんなに離れている国でも、同じように音楽を学んでいる様子を知ることができて、2日目ブッセートに来たからこそ知れて、とても嬉しい一コマでした♪

 

 

 

FullSizeRender (97)

街は、ヴェルデイのモチーフに溢れていて、街の人々はヴェルディのことを今でも変わらず誇りに思って、リスペクトしていることを感じました。

 

 

 

FullSizeRender (100)

ヴェルディショップで、ここでして売ってなさそうなヴェルディの本を買ったので、頑張ってイタリア語読んでみたいと思います。

 

▪ブッセートの駅:まちぼうけな私

ここ、ブッセートの駅なのです。

IMG_8677

 

もちろん無人駅。

人の気配、全くありません。

電車の本数、とても少なくて、2、3時間に一本。

タクシーも、もちろん見当たらず、ブッセートに来たら、どんなに慌てても、もがいても、電車を待つしか手段がありませんでした。

来る予定の電車も一本こなくて、ブッセート時間に馴染むしかない私は、2時間~3時間、ただただ、電車を待っていました♪

ほんとに、のんびりと、貴重な経験でした ^^

 

なんとかなるさ~

どうにかなるさ~

やがて電車はくる~と少し心が広くなった気分*

街の中心まで行くには、20分以上歩くし駅の近くにずっといたのですが、あまりにも暇になった私は、少しだけお散歩して、ジェラートを食べることに♪

IMG_8219

 

駅の壁の落書きに、最もイタリアらしい落書き、“あなたを愛している(Ti AMO♡)”も見つけて、なんかハッピーなブッセートの旅でした♪

FullSizeRender (93)

 

 

 

▪バレッツィ邸(Casa Barezzi)

ヴェルディの音楽的才能を見出し、財政的に支援した生涯のパトロン、バレッツィ邸の博物館に行きました。

IMG_8679

 

 

ブッセートの中心、目の前がヴェルディ広場でローマ通りにあります。

1日目に行ったとき、何度も目の前を通っていたのに気が付かず、街の人に聞いたら親切に案内してくれました。 下見をしていたにもかかわらず、次の日には間違ってお隣の銀行に入ってしまい慌ててしまいましが、現在はこの館の持ち主は銀行で、その銀行に私は入ってしまったみたいです。

ヴェルディはブッセートの郊外にある小さな村レ・ロンコーレで生まれましたが、豊かな家庭ではなかった為、 ヴェルディは靴屋で働きながら学校に通っていました。

ヴェルディが10歳の時、ブッセートの資産家のアントニオ・バレッツィ氏は、彼の音楽の才能を見出し援助することで、ヴェルディは本格的に音楽を学ぶことができました。

後に、バレッツィの娘マルゲリータの音楽教師としてバレッツィ邸に通っていたヴェルディは、恋が芽生え1836年23歳で結婚します。 二人は、バレッツィ邸の隣に建っている『サン・バルトロメーオ教会』で式を挙げました。

ヴェルディにとってブッセートは音楽家として育ち、新婚生活を始めた場所でした。

 

▪結婚式を挙げたサン・バルトロメーオ教会

IMG_8675

IMG_8673

 

・教会内のオルガン

この教会の学長の代理を務め、ヴェルディもこのオルガンを弾いていました。

IMG_8684 (1)

 

▪バレッツィ邸内

ヴェルディも実際住んだこともあり、バレッツィの娘と結婚したことで、パトロンのバレッツィはヴェルディの実の父親ともなりました。

バレッツィ邸内にはヴェルディとバレッツィ家に関する数々の貴重な遺品が展示されていました。

この部屋だけ撮影可能でした。

IMG_8680

 

ヴェルディの作品のオペラ衣装の絵。

IMG_8285

 

▪当時、ヴェルディも弾いていたピアノ

説明をしてくれた係りの女性が、このピアノの音色を少し聴かせてくれました♪

IMG_8282

 

IMG_8681

バレッツィが死去するとき、ヴェルディが枕元で慰め弾いていたピアノでもあります。

ヴェルディのとってパトロンでもあり、家族のような大切な存在だったバレッツィ。

バレッツィの最後の言葉は、“Mio Verdi!Mio Verdi!”(私のヴェルディ、私のヴェルディ)だったそうです。

数々の素晴らしいオペラ、音楽を作曲したヴェルディの才能を見出し、私たちが今日ヴェルディのオペラを観劇したり、演奏することができるのも、バレッツィの支援あってのことに感謝しています。

 

▪ヴェルディ劇場(Teatro Giuseppe Verdi)

◆ヴェルディの街 Busseto(ブッセート)◆

ヴェルディの生まれ育ったブッセートは、ずっと行きたかった街♪

FullSizeRender (90)

少し訳があって、2日連続で向かったブッセート*

正確に言うと、行こうと思っていた日が電車の本数が少ない為、行きそびれてしまい、

次の日に向かったら行きたかった所が全部休館で、3日目にやっと楽しむことができました。

ヴェルディとはお誕生日が同じこともあって、私にとって更に特別な作曲家なので、どうしても行きたかったブッセート♪

目的だった場所のヴェルディ劇場とヴェルディのパトロンだったバレッツィ邸をご紹介します♪

 

ブッセートの中心、市庁舎の前にあるヴェルディ広場(Piazza Verdi)。

IMG_8201

立派なヴェルディ像があり、この広場にヴェルディ劇場があります。

FullSizeRender (96)

 

 

▪ヴェルディ劇場(Teatro Giuseppe Verdi)

ヴェルディに捧げられた劇場です。

IMG_8671

係りの人が鍵を開けてくれて静かな建物の中に入りました。

この先に劇場があります。

IMG_8686

 

客席300席ほどのこじんまりとした小さな劇場。

FullSizeRender (98)

数々の素晴らしい公演がされている劇場ですが、客席数も少ないのでチケットを取るのが至難の業みたいで、舞台と客席が近くて、とても美しい劇場でした♪

IMG_8693

 

もの音一つ聞こえない劇場は、会場に入ると誰もいなくて、劇場の中には、私たった一人!

ヴェルディ劇場を独り占めできるなんて思ってもいませんでした♪ 感激(^-^)

IMG_8690

IMG_8689

舞台にも上がって、歌い手さんになった気分で客席を眺めてみたり、客席の真ん中に座って舞台や天井のフレスコ画をゆっくり鑑賞したり、バルコニーに座ってみたり、時間を忘れて気持ちが欲するまで劇場の中で過ごし、とても幸せな贅沢な時間でした ^^

IMG_8687

 

ロビーにて*

FullSizeRender (99)

豪華なゲストルーム*

image1 (52)

やっぱり、リベンジして良かったと大満足な私でした♪