パルマは、1545年からはファルネーゼ家の下で華麗な文化の華が咲き、ピロッタ宮殿(ファルネーゼ家の居城)などが建設されました。
ピロッタ宮殿の中にある、ファルネーゼ劇場(Teatro Farnese)とパルマ国立美術館( Galleria Nazionale)に行きました。
■テアトロ・ファルネーゼ(Teatro Farnese) ■
ファルネーゼ劇場は、パルマ・ピアチェンツァ公国のファルネーゼ家ラヌッチョ公爵によって造られ、
1618年から1619年にかけてジョバン・バッティスタ・アレオッティが建設しました。
残念ながら1944年、第二次世界大戦の空襲によって損傷し、1956年から60年にかけ再建されています。
すべて木で造られた、とても珍しい木造のルネサンス様式の劇場です。
舞台と観客を区切った構造から、客席からみて縁取られたように見える額縁型劇場舞台として有名です。
舞台から見た客席*
客席も全て木でできています。
あまりにも気持ちよさそうだったので、身を委ねてみました♪
よく見ると、フレスコ画が描かれていました。
ファルネーゼ家に嫁いでくるメディチ家の王妃(ファルネーゼ家のオドワルド・ファルネーゼとメディチ家のマルゲリータ・デ・メディチの結婚)のために造られた劇場で、
こけら落としには、の結婚祝典用に作曲された、モンテヴェルディの幕間劇(インテルメディオ) 『メリクリウスと軍神マルス』が演奏されました。
今は、年に数回の催しの時などのみで、ほとんど使用されることのない劇場です。
木で造られたファルネーゼ劇場とても温かみを感じた素晴らしい劇場に圧巻しました♪
ファルネーゼ劇場の舞台袖を歩いていくと、隣にはパルマ国立美術館があります。行き方がわからなくて、何回も行ったりきたりしてしましました。
■パルマ国立美術館( Galleria Nazionale)
こちらも素晴らしい美術館。とても広い館内には、パルマにゆかりのある画家の作品が沢山展示されていました。
有名な作品も沢山ある中、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品、見つけました!
とても小さな絵画なのですが、なんとなく素晴らしく惹かれていき近づいてみたら、
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「ほつれ髪の女性」(La scapigliata)1508年作 でした。
数ある作品の中でも、とてもオーラを感じました。
絵画の他にも、個性的な作品みつけました。
天井も高く、広々と展示されている作品達。
学生さんたちが、デッサンに励んでいました。
大先輩たちの本物の作品を身近に感じながら、皆、真剣な眼差しでした。
奥では、子供たちが授業で美術館見学をしていました。
エル・グレコ、レオナルド・ダ・ビンチ、コレッジョ、パルミジャニーノ・・・・広いピロッタ宮殿の中に、貴重な作品が沢山展示されていて、かなり見応えありました(^^♪
レオナルド・ダ・ビンチの「ほつれ髪の女性」(La scapigliata)は、日本にも展示されたことがあるそうです。
ピロッタ宮殿の中には、ファルネーゼ劇場、パルマ国立美術館の他、国立考古学博物館、パラティーナ図書館などもあります。
宮殿のある広場は、平和広場(Piazza della Pace)のパルマの憩いの場になっています。
あと少しパルマの様子続きます・・・♪
お付き合いいただけたら嬉しいです(*^-^*)