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*パルマの食*

 

パルマに行ったら、美味しいチーズと、生ハムとランブルスコを思いっきり頂きたい♪ と思っていました^^

パルマと言えば、パルミジャーノ・レッジャーノ(parmigiano reggiano)のハードチーズが有名です。

一晩置いて脂肪分の一部を分離させた牛乳と、脂肪分を分離させていたい搾りたての牛乳を混ぜて作り、水分を切り凝縮させ、最低でも12か月熟成させたチーズ。

パルミジャーノ(パルマ産の)・レッジャーノ(レッジョ・エミリア地方の)という意味で、D.O.Pの品質認定表示の認定を受けたものだけが、「パルミジャーノ・レッジャーノ」の名称をもらうことができるのです。

お店に行くと、チーズの種類も沢山あったのですが、滞在中は、パルミジャーノ・レッジャーノの食べ比べをして楽しみました♪

12カ月、18カ月、24カ月、36カ月の熟成のタイプをいただきましたが、濃厚さや味が違って、面白い発見ができました(^-^)

大きな塊のチーズ、日本に持ってかえりたい・・・

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パルマの街には、チーズやさんとハムやさんが、沢山ありました♪

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生ハム(プロシュット・クルード prosciutto crudo)

生ハムも大きなかたまりでも売っています。

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お店で買ってテイクアウトしたり、レストランでも食べました♪

写真のレストランで食べた生ハムは、像想を超えた美味しさで、今でも忘れられない味です♪

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パルマ料理のパスタ、トルテッリも何度も食べました♪

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念願の初めてのアンティチョーク 食べました♪

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アンティチョーク、市場にも売っていました。

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市場にトマトの種類の多さにビックリしました!

とても赤くて、見ているだけで元気になりそうなトマト達*

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市場で美味しそうなフルーツを見つけて、

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イチゴを買って食べました♪

いつも見ている日本のイチゴと比べると形も少し細長く、色も濃くて、味は爽やかな甘さで、とてもおいしかったです(*^-^*)

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イタリアでしか食べることのできない食も楽しむことができました(^^♪

 

 

 

 

*パルマの観光*

▪パルマ音楽院(Conservatorio  di Musica 〝Arrigo Boito〟di Palma)

イタリアで歴史ある伝統校のパルマ音楽院にも行くことができました。

パルマ音楽院の名称は、アッリゴ・ボイート音楽院と呼ばれていますが、1888年に学校の院長を務めたアッリゴ・ボイート(Arrigo Boito 1842-1918)の名前が由来になっています。ボイートは台本作家であり、作曲家でもあり、自身のオペラ〝メフィストフェレ〟を残していますが、ヴェルディ作曲のオペラ〝オテロ〟、〝ファルスタッフ〟の台本を手がけた人です。

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中庭には、トスカニーニの像もあります。

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パルマ出身のトスカニーニ、アバド、歌手のヴェルゴンツィなど優れた音楽家たちが通った音楽院。

素敵な中庭を歩いていると、未来の音楽家達のレッスンや練習風景、日常の風景も見ることができました♪

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掲示板にはコンサートやお知らせなどがありました*

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パルマ音楽院では、イタリア音楽を学ぶ学生さん達の様子を身近に感じることができました(^^♪

 

 

▪サンタ・マリア・ステッカータ教会(Chiesa Santa Maria della Steccata)

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パルマ王立劇場の目の前にあって、パルマに来て一番初め観光で入った場所。

とても感動しました ^^

天井のドームのフレスコ画の色といいデザインといい、本当に癒された空間で、美しくい空間、ずっとここに居たかった♪

 

 

▪ガリバルディ広場

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パルマの市庁舎があって、街の中心になっているガリバルディ広場には、とても珍しい日時計があります。

右上が午前で右下が午後、左側はカレンダーになっているそうですが、読めませんでした。

時計台の写真は、PM 12時53分になっていますが、皆さんわかりますか?

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▪パルマ大聖堂

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12世紀末頃に造られた、ロマネスク様式の教会。

正式名称はサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria Assunta) です。

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レンガと小さな大理石の積み重ねでできているそうです。

ドゥオモの内部は、天井だけではなく、側面もフレスコ画が描かれていて、とても豪華でした。

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光が射すステンドグラスも、神秘的で芸術的!

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ドゥオモとなりにある洗礼堂は、ピンクの八角形大理石で造られています。

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▪郵便局

ここ郵便局?

と思う位、立派な素敵な建物の中に、郵便局がありました。

素敵なオフィスに感動しました♪

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■ファルネーゼ劇場(Teatro Farnese)

 

パルマは、1545年からはファルネーゼ家の下で華麗な文化の華が咲き、ピロッタ宮殿(ファルネーゼ家の居城)などが建設されました。

ピロッタ宮殿の中にある、ファルネーゼ劇場(Teatro Farnese)とパルマ国立美術館( Galleria Nazionale)に行きました。

■テアトロ・ファルネーゼ(Teatro Farnese)   ■

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ファルネーゼ劇場は、パルマ・ピアチェンツァ公国のファルネーゼ家ラヌッチョ公爵によって造られ、
1618年から1619年にかけてジョバン・バッティスタ・アレオッティが建設しました。

残念ながら1944年、第二次世界大戦の空襲によって損傷し、1956年から60年にかけ再建されています。

すべて木で造られた、とても珍しい木造のルネサンス様式の劇場です。

舞台と観客を区切った構造から、客席からみて縁取られたように見える額縁型劇場舞台として有名です。

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舞台から見た客席*

客席も全て木でできています。

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あまりにも気持ちよさそうだったので、身を委ねてみました♪

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よく見ると、フレスコ画が描かれていました。

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ファルネーゼ家に嫁いでくるメディチ家の王妃(ファルネーゼ家のオドワルド・ファルネーゼとメディチ家のマルゲリータ・デ・メディチの結婚)のために造られた劇場で、
こけら落としには、の結婚祝典用に作曲された、モンテヴェルディの幕間劇(インテルメディオ) 『メリクリウスと軍神マルス』が演奏されました。

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今は、年に数回の催しの時などのみで、ほとんど使用されることのない劇場です。

木で造られたファルネーゼ劇場とても温かみを感じた素晴らしい劇場に圧巻しました♪

 

ファルネーゼ劇場の舞台袖を歩いていくと、隣にはパルマ国立美術館があります。行き方がわからなくて、何回も行ったりきたりしてしましました。

 

■パルマ国立美術館( Galleria Nazionale)

こちらも素晴らしい美術館。とても広い館内には、パルマにゆかりのある画家の作品が沢山展示されていました。

有名な作品も沢山ある中、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品、見つけました!

とても小さな絵画なのですが、なんとなく素晴らしく惹かれていき近づいてみたら、

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「ほつれ髪の女性」(La scapigliata)1508年作 でした。

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数ある作品の中でも、とてもオーラを感じました。

 

絵画の他にも、個性的な作品みつけました。

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天井も高く、広々と展示されている作品達。

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学生さんたちが、デッサンに励んでいました。

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大先輩たちの本物の作品を身近に感じながら、皆、真剣な眼差しでした。

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奥では、子供たちが授業で美術館見学をしていました。

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エル・グレコ、レオナルド・ダ・ビンチ、コレッジョ、パルミジャニーノ・・・・広いピロッタ宮殿の中に、貴重な作品が沢山展示されていて、かなり見応えありました(^^♪

レオナルド・ダ・ビンチの「ほつれ髪の女性」(La scapigliata)は、日本にも展示されたことがあるそうです。

ピロッタ宮殿の中には、ファルネーゼ劇場、パルマ国立美術館の他、国立考古学博物館、パラティーナ図書館などもあります。

宮殿のある広場は、平和広場(Piazza  della  Pace)のパルマの憩いの場になっています。

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あと少しパルマの様子続きます・・・♪

お付き合いいただけたら嬉しいです(*^-^*)

 

■トスカニーニの生家■

 

▪トスカニーニの生家(Museo Casa Natale di Arturo Toscanini)

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・アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini 1867-1957)

イタリアのパルマ出身のトスカニーニ。

19世紀半後半から20世紀半ばにかけて「指揮者の中の王」と呼ばれるほどオーケストラやオペラ音楽に影響力を与えた指揮者です。

2017年の今年は生誕150年です!

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パルマ王立音楽院でチェロと作曲を学び輝かしい成績の結果、18歳の若さで歌劇団の主席チェロ奏者、副合唱指導者の契約を結び、19歳で指揮者のデビューを飾ったときにはヴェルディ作曲「アイーダ」のオペラで、

20歳ではチェリストとしてヴェルディ初演のオペラ「オテロ」をヴェルディの指揮でも演奏しています。

トスカニーニが初めてヴェルディの作品を耳にしたのは、4歳の時生まれ故郷のパルマ劇場で上演された「仮面舞踏会」を聴いたときでした。

54歳の年の差があったヴェルディとトスカニーニですが、ヴェルディの晩年の数年、二人は深い親交がありました。

トスカニーニは生涯においてヴェルディの作品の素晴らしさに心奪われ、特に力を入れた作曲家の一人です。

また、トスカニーニの指揮で演奏されたヴェルディの音楽は、各地で絶賛を得るとともに、ヴェルディからの信頼も厚かったそうです。

偉大なるヴェルディが作曲した曲を、偉大なるトスカニーニの指揮者が作り出すオーケストラの音楽。

どちらも欠かすことのできない関係です ^^

 

トスカニーニは、イタリアとアメリカで主に活躍していました。

〈主に活躍した歌劇場〉

■ 1895年(28歳)でトリノ王立歌劇場の首席指揮者を務める。

1896年2月1日にプッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」初演の指揮もしています。

■ 1898年、31歳の若さでミラノ・スカラ座の首席指揮者任命される。(1898年から1903年と、1906年から1908年まで)

■ 1908年から1915年までニューヨークのメトロポリタン歌劇場の首席指揮者。

 

 

●トスカニーニの生家は、現在博物館になっていています。

3階建ての生家には、楽譜や資料、オペラで使われた衣装、コンサートのポスター、ブロンズ像や様々なコレクションが展示されていました。

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トスカニーニの使用していた指揮棒

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トスカニーニが弾いていたピアノ。

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ヴェルディの演目を指揮していたときのポスター、沢山ありました。

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今気が付いたのですが、ブッセートで買ったハガキの写真の右上の緑のポスターとすごく似ています♪

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トスカニーニのエピソードをご紹介します。

トスカニーニは近視が酷いこともあって、何百曲の曲をオーケストラのパートなども暗記して演奏することができたそうです。

それに、演奏に対して忠実で厳しいこともあり、オーケストラの団員にも怒鳴り散らしたり、物を投げたり、譜面台を壊したり、指揮棒を折ったりすることもあったそうです。理想の音楽を求めて熱くなることもありましたが、性格は少し短気なところもあったそうです。

今でも沢山の人に愛されているトスカニーニの演奏は、CDも沢山残っていますし、ユーチューブなどでも聴けますので、よろしければ聴いてみてください♪

 

 

■パルマ王立劇場(Teatro Regio)

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パルマ王立劇場は、ナポレオンの王妃、マリア・ルイージャ(Maria Luiga 1791-1847)が造った劇場です。

ハプスブルク家のマリア・ルイージャは、1814年にパルマ公国の公女(在位:1814年-1847年)になり、パルマを支配していました。

建築家の二コラ・ベットーリに建築を依頼し1821年に着工して1829年に完成した劇場です。

劇場の中はとても華麗な劇場。

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エミーリア・ロマーニャ州のパルマは、ヴェルディのブッセートも同じ州で、毎年ヴェルディの誕生月の10月に開催される〝ヴェルディフェスティバル〟ではパルマ王立歌劇場と、ブッセートのヴェルディ劇場でオペラやコンサートのフェスティバルが一か月開催されています。

パルマでは、室内楽の演奏を聴きました♪

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憧れの、初めての経験、パルコ席でのコンサート♪

味わったことのない、特別な時間でした  ^^

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演奏者はHUGO WOLF QUARTET & MARIO BRUNELLOの室内楽。

プログラムは、アレンスキー、ボッケリーニ、シューベルトの曲目でした。

劇場を響き渡る、弦楽器の音色が、とても美しく、心地よく、歯切れよく、とても素晴らしいコンサートで、初めて聞いたアレンスキーの曲、とても気に入りました♪

 

ロビーの様子です。

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終演後の劇場前の様子。

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こんなに素晴らしい劇場、素晴らしいコンサートが身近にあること羨ましいですね(^-^)

地元の人にとっては、日常の一コマですが、私にとって、とても特別な時間でした♪♫

 

コンサート後、私たちは、ピザを食べに行きました。

大きなピザと、白ワインの発泡酒で乾杯を♪

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