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■フィデンツァFidenza

 

フィデンツァでは、アウトレットモールの〝Fidenza Village〟に行きました♪

クレモナに行った時も、ブッセートに行った時も、フィデンツァ乗り換えもあって何度も立ち寄ることになりました。

〝Fidenza Village〟行きの黒いシャトルバスを運転していたのは、

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こちらのマダム*

とてもカッコ良い運転さばきで、バスから降りてきました。IMG_8982

 

 

 

こちらのバス待ちのご婦人も、とても絵になる光景*

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バスで15分位乗って、〝Fidenza Village〟着きました♪

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“Village” はイタリア語で村の意味ですが、小さな可愛いいお店が沢山集まったショッピングモール♪

建物もとても可愛いモールです ^^

 

 

 

白い素敵なドレスは、ベッドシーツをドレス風にしたショーウインドウ(^-^)

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レモンの柄が可愛い♪

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凄く、ゴージャスな衣装♪

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このカッコ良いコーディネートで着こなしてみたい♪

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LOVE❤

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帰りのバスは、イタリアに来て初めてのイタリアらしいプチトラブルがあり、夕立の激しい雷雨中、エネルギーを使いました。

このハプニングも、今となっては、とても印象的な思い出の一つになりました。

この後はパルマのコンサートに行きましたので、続きは最終回のパルマです♪

 

■ヴァイオリンの街 クレモナ

ヴァイオリンのクレモナ(Cremona)行きました♪

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▪クレモナの駅前にはイタリア統一の英雄、ガルバルディ像や、

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弦楽器の街クレモナらしい大きなコントラバスのオブジェが出迎えてくれました。

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クレモナは、世界の3大ヴァイオリンと言われている、アマティ、ストラディヴァリ、グァルネリのヴァイオリン職人が暮らした街。

クレモナの駅を降りると、バイオリンケースを持った人が沢山降りていきました。

ヴァイオリンを学ぶ学生さんや、ヴァイオリン製作学校、弦楽器工房を求めて世界中から集まってきます。

 

▪ニコロ・アマティ(Nicolo Amati  1596-1684)

▪アントニオ・ストラディヴァリ(Antonio Stradivari  1644-1737)

▪アントニオ・グァルネリ(Antonio Guarneri  1698-1744)

 

15世紀頃からヴァイオリン製作が盛んになったクレモナですが、今でも活発です。

史上最初のヴァイオリン製作者といわれているアンドレア・アマティ(1505-1577)の2人の息子の成功によって、アマティのヴァイオリンが世に知られることになり、その孫のニコロ・アマティ(1596-1684)がクレモナをバイオリンの街にしました。

ストラディヴァリとグァルネリはニコロ・アマティのお弟子さんで、二人はライバル的存在でもありました。

 

クレモナの街には、現在も80を超える工房があるそうです。

歩いているだけで、あっちにも、こっちにもヴァイオリン工房を見つけることができました♪

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▪ストラディヴァリ広場のストラディヴァリ像

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ストラディヴァリ広場から、街のシンボルのクレモナ大聖堂のトラッツォ(鐘楼)が見えました♪

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螺旋の502段の階段があって、高さ111mのトラッツオ(Torrazzo  鐘楼)は、イタリアで一番高くて世界で最も古いレンガ造りの塔で上ることができます。

 

▪クレモナ大聖堂

1107年12世紀に建設された、とても荘厳なロマネスク様式の大聖堂でした。

大聖堂前の広場は、クレモナ市民の憩いの場となっていて、優雅に過ごしていました。

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大聖堂には大きな薔薇窓があって、その下には沢山の小さいアーチが並んでいます。

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このオルガンはクレモナ出身の作曲家モンテヴェルディも演奏されているそうです。

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▪クラウディオ・モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi  1567-1643)

モンテヴェルディは、オペラの最初期の一曲である『オルフェオ』を作曲しましたが、オペラの歴史においても、とても大切な曲になっています。

 

 

▪大聖堂の後ろ姿

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▪大聖堂の広場に集まっている子供たちは、学校見学に来ていました。IMG_8972

 

行けませんでしたが、『ヴァイオリン博物館(Museo del Violino)』や『ストラディバリアーノ博物館』、ストラディヴァリの工房、生家もクレモナの見どころになっています。

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▪蜂蜜と卵とアーモンドでできたクレモナのお菓子、トッローネ(torrone)IMG_8961

 

 

▪お気に入りのワンピースを見つけましたが、お店は閉まっていました(*_*)

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▪公園で可愛い子供たちのワンシーン

パーパ・ジョバンニ・パオロⅡ庭園(Giardinoi pubblici Papa Giovanni Paolo Ⅱ)

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♪ブッセートのあれこれ

2日向かったブッセートでは、交通機関も不便で時間を持て余したときの様子なども少し書かせていただきます*

 

1日目にブッセートに着き、駅の近くに立派な建物をみつけて、導かれるままに行った建物。

▪ヴィッラ・パッラヴィチーノ邸( Villa Pallavicino)ヴェルディ国立博物館(Museo Nazionale Giuseppe Verdi)

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とにかく広い敷地の奥に気になる建物があったので、扉の近くまで行きましたがこの日は休館日でした。

普段はヴェルデイの国立博物館になっていて、ヴェルディのオペラに関する衣装なども展示された博物館になっています。

パッラヴィチーノ家のパッラヴィチーノ邸、初めて知りましたが、お堀もあって広大なお庭のある立派な建物がとても印象的でした。

 

同じ敷地内に教会がありました。

▪ サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会(S.Maria degli Angeli)

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1470年から1471年に建てられたゴシック様式の教会です。

ヴェルディがブッセートに住んでいた時通っていたミサは、この教会だったみたいで、この教会のオルガンも弾いていました。

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ステンドグラスの光が床に反射され、美しい神秘的なを光見ることができました♪

 

何とも可愛い小さな車(^-^)

一人乗り? のスイカの車、撮らずにいられませんでした♪

 

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▪ブッセートの市庁舎:会議室

ヴェルディ広場にある Rocca Pallavicino(パッラヴィチーノ城)の建物の左側がブッセートの市庁舎、右側が行きたかったヴェルディ劇場。

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一日目に訪れたときヴェルディ劇場が休館だと思わなかった私は、ヴェルディ劇場の窓口と市庁舎の窓口を間違えてしまい、中を見学したいと伝えると、

“この中に入りたいの? 何もないよ。” と言われたのですが、私は

“是非中に入りたい” と伝え、許可をいただき案内してもらったところは、市庁舎だったのです(´・ω・`)

 

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市庁舎の中を紳士に案内してくれて、普通では決して入ることのできない会議室までみせていただきました。

窓口を間違えたことは、とても恥ずかしかったですが、ラッキーなハプニングもありました。

 

▪Istituto Comperensivo Busseto(公立の学校)

ブッセート駅から街の中心に向かう道にある気になっていた建物がありました。

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1日目は気になっていたものの、結局何かわからず、2日目歩いていると、ピアノの音、楽器の音、リズムのソルフェージュの授業の様子などが、聞こえてきました。ブッセートの街で音楽を学んでいる子供たちの様子が聞こえてきて嬉しくなしました。

ピアノのレッスンでは、私も子供の時に練習していた曲や、今私が教えている子供の生徒さんたちが練習している曲やバッハの曲など聞こえてきて、日本とこんなに離れている国でも、同じように音楽を学んでいる様子を知ることができて、2日目ブッセートに来たからこそ知れて、とても嬉しい一コマでした♪

 

 

 

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街は、ヴェルデイのモチーフに溢れていて、街の人々はヴェルディのことを今でも変わらず誇りに思って、リスペクトしていることを感じました。

 

 

 

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ヴェルディショップで、ここでして売ってなさそうなヴェルディの本を買ったので、頑張ってイタリア語読んでみたいと思います。

 

▪ブッセートの駅:まちぼうけな私

ここ、ブッセートの駅なのです。

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もちろん無人駅。

人の気配、全くありません。

電車の本数、とても少なくて、2、3時間に一本。

タクシーも、もちろん見当たらず、ブッセートに来たら、どんなに慌てても、もがいても、電車を待つしか手段がありませんでした。

来る予定の電車も一本こなくて、ブッセート時間に馴染むしかない私は、2時間~3時間、ただただ、電車を待っていました♪

ほんとに、のんびりと、貴重な経験でした ^^

 

なんとかなるさ~

どうにかなるさ~

やがて電車はくる~と少し心が広くなった気分*

街の中心まで行くには、20分以上歩くし駅の近くにずっといたのですが、あまりにも暇になった私は、少しだけお散歩して、ジェラートを食べることに♪

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駅の壁の落書きに、最もイタリアらしい落書き、“あなたを愛している(Ti AMO♡)”も見つけて、なんかハッピーなブッセートの旅でした♪

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▪バレッツィ邸(Casa Barezzi)

ヴェルディの音楽的才能を見出し、財政的に支援した生涯のパトロン、バレッツィ邸の博物館に行きました。

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ブッセートの中心、目の前がヴェルディ広場でローマ通りにあります。

1日目に行ったとき、何度も目の前を通っていたのに気が付かず、街の人に聞いたら親切に案内してくれました。 下見をしていたにもかかわらず、次の日には間違ってお隣の銀行に入ってしまい慌ててしまいましが、現在はこの館の持ち主は銀行で、その銀行に私は入ってしまったみたいです。

ヴェルディはブッセートの郊外にある小さな村レ・ロンコーレで生まれましたが、豊かな家庭ではなかった為、 ヴェルディは靴屋で働きながら学校に通っていました。

ヴェルディが10歳の時、ブッセートの資産家のアントニオ・バレッツィ氏は、彼の音楽の才能を見出し援助することで、ヴェルディは本格的に音楽を学ぶことができました。

後に、バレッツィの娘マルゲリータの音楽教師としてバレッツィ邸に通っていたヴェルディは、恋が芽生え1836年23歳で結婚します。 二人は、バレッツィ邸の隣に建っている『サン・バルトロメーオ教会』で式を挙げました。

ヴェルディにとってブッセートは音楽家として育ち、新婚生活を始めた場所でした。

 

▪結婚式を挙げたサン・バルトロメーオ教会

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・教会内のオルガン

この教会の学長の代理を務め、ヴェルディもこのオルガンを弾いていました。

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▪バレッツィ邸内

ヴェルディも実際住んだこともあり、バレッツィの娘と結婚したことで、パトロンのバレッツィはヴェルディの実の父親ともなりました。

バレッツィ邸内にはヴェルディとバレッツィ家に関する数々の貴重な遺品が展示されていました。

この部屋だけ撮影可能でした。

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ヴェルディの作品のオペラ衣装の絵。

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▪当時、ヴェルディも弾いていたピアノ

説明をしてくれた係りの女性が、このピアノの音色を少し聴かせてくれました♪

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バレッツィが死去するとき、ヴェルディが枕元で慰め弾いていたピアノでもあります。

ヴェルディのとってパトロンでもあり、家族のような大切な存在だったバレッツィ。

バレッツィの最後の言葉は、“Mio Verdi!Mio Verdi!”(私のヴェルディ、私のヴェルディ)だったそうです。

数々の素晴らしいオペラ、音楽を作曲したヴェルディの才能を見出し、私たちが今日ヴェルディのオペラを観劇したり、演奏することができるのも、バレッツィの支援あってのことに感謝しています。

 

▪ヴェルディ劇場(Teatro Giuseppe Verdi)

◆ヴェルディの街 Busseto(ブッセート)◆

ヴェルディの生まれ育ったブッセートは、ずっと行きたかった街♪

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少し訳があって、2日連続で向かったブッセート*

正確に言うと、行こうと思っていた日が電車の本数が少ない為、行きそびれてしまい、

次の日に向かったら行きたかった所が全部休館で、3日目にやっと楽しむことができました。

ヴェルディとはお誕生日が同じこともあって、私にとって更に特別な作曲家なので、どうしても行きたかったブッセート♪

目的だった場所のヴェルディ劇場とヴェルディのパトロンだったバレッツィ邸をご紹介します♪

 

ブッセートの中心、市庁舎の前にあるヴェルディ広場(Piazza Verdi)。

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立派なヴェルディ像があり、この広場にヴェルディ劇場があります。

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▪ヴェルディ劇場(Teatro Giuseppe Verdi)

ヴェルディに捧げられた劇場です。

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係りの人が鍵を開けてくれて静かな建物の中に入りました。

この先に劇場があります。

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客席300席ほどのこじんまりとした小さな劇場。

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数々の素晴らしい公演がされている劇場ですが、客席数も少ないのでチケットを取るのが至難の業みたいで、舞台と客席が近くて、とても美しい劇場でした♪

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もの音一つ聞こえない劇場は、会場に入ると誰もいなくて、劇場の中には、私たった一人!

ヴェルディ劇場を独り占めできるなんて思ってもいませんでした♪ 感激(^-^)

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舞台にも上がって、歌い手さんになった気分で客席を眺めてみたり、客席の真ん中に座って舞台や天井のフレスコ画をゆっくり鑑賞したり、バルコニーに座ってみたり、時間を忘れて気持ちが欲するまで劇場の中で過ごし、とても幸せな贅沢な時間でした ^^

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ロビーにて*

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豪華なゲストルーム*

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やっぱり、リベンジして良かったと大満足な私でした♪