▪トリノ王立歌劇場(Teatro Regio di Torino)
カステッロ広場にあるトリノ王立歌劇場はサヴォイア王室の宮廷劇場として1740年に創設されましたが、1936年に火災で燃焼された為、トリノの建築家、カルロ・モリーノ(Carlo Mollino 1905-1973)と、マルチェロ・ザベラーニ・ロッシの設計によって1973年に新劇場として再建されました。
開場前の閉まっている扉が、とても近代的で、荘厳で迫力があって、圧巻しました!
クラシカルな建物を想像していたので、イメージしていた劇場とは違いましたが、カッコよくて私的にお気に入りのエントランスでした(*^-^*)
扉の奥は、当日演目のプッチーニ作曲の〝マノン・レスコー〟のタイトルでお出迎え*
1936年の火災で焼け残った外壁の一部は、現在の劇場の外観でもそのまま残し設計してあります。
私が今回鑑賞したオペラは、イタリアの作曲家、プッチーニのオペラ〝マノン・レスコー〟
指揮者はジャナンドレア・ノゼタです。
出演者などが載っている、当日のチラシ。
▪豪華なシャンデリアと赤がとても美しい劇場内
前の方の席でした♪
■オーケストラピット
■ロビー
■オペラの衣装のスケッチ
トリノ・レージョ劇場では、1895年-98年、1905年-06年にかけて、当時活躍していた指揮者のトスカニーニが音楽監督となっていたことや、私が今回鑑賞したプッチーニのオペラ〝マノン・レスコー〟の初演された劇場がトリノ・レージョ劇場だったことを後から知って、偶然ですが、最高の演目を観ることができました。〝マノン・レスコー〟の初演(1893年)の他にも、プッチーニの代表的なオペラ〝ラ・ボエーム〟の初演(1896年)もトリノ・レージョ劇場で行われています。
トリノ・レージョ劇場でオペラ観賞して感じたこと、生活とオペラが密着していて、オペラが生活の一部になっている感じがしました。特にオーケストラの音色は、柔らかくて、歯切れがあって、軽やかで、色彩、感情豊かな音色で・・・歌い手さん、オーケストラのエネルギーが客席に伝わってきて、本当に感動しました。
この感動と刺激を感じることができて、トリノの素敵な思い出の一つになりました(^^)
■おまけ
オペラ終演後には、閉まっているお店ですが、アーケードのウインドウショッピングも、とても楽しかったです(^^)