◆anima  ◆bis

◆ anima

  イタリア語でanima(アニマ)という言葉があります。

音楽用語でもcon anima→魂を込めて。動きをもって。 とよく出てくる用語です。

辞書には、『魂・生命・感情を込めること・活力・感動…』などとあります。

TVで見ている「アニメ」はこの言葉からの由来で、今は英語のanimation(アニメーション:活気、活発)の略で「アニメ」と言われていますが、ラテン語のanima「魂」(アニマ)からの語源になっています。

アニメは、微妙に異なる一枚の絵を一コマずつ撮影し、画像にした時には連続して動いているように見ることができます。

 ラテン語のanimaから animation

 animationから「アニメ」。

静止画に「魂・命」を与えて動かすことから名づけられました。

 

 

 bis

 演奏会で演奏が終わった後に、もう少し聞きたい時に‘アンコール’という言葉を日本でよく使いますが、イタリアでは‘アンコール’の言葉はあまり使わないそうです。アンコールの語源はフランスの‘encore’(もう一度)で、調べた所、フランスでも演奏会にアンコールという言葉は言われていないそうです。 ヨーロッパでは一般的に「2回・もう一度」という‘bis’の言葉を用いるそうです。

 そして、皆さんも食べたことのあるビスケット。

 こちらも、‘bis’ が関係あります。

bis(2回)と cotto(焼く)。ビスケットはイタリア語ではbiscotto(ビスコット)と言いますが、2回焼かれたものという意味があります。

ヨーロッパでは古代から航海や遠征のための食糧として、日持ちをよくするために一度焼いたパンを乾燥させてもう一度焼いたことから、ビスケットとなったそうです。


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