今年の夏

 

8月が終わると、不思議と気持ちが夏から秋の気分へと。

 

今年の夏はいかがでしたか~?

 

今年の夏は、私たちの大切な大切な恩師が、天に召されていきました。

 

7月の初めに悪化されてから、ずっと奇跡が起こればと願っていましたが、ちょうど一ヶ月後に安らかにお眠りになりました。

 

先生には大学を卒業してからも、ピアノのことやお仕事のことはもちろん、プライベートのことや将来のこと、健康のこと、いつも母親と同じくらい心配していただいたり、ここ数年は門下の会の幹事で、会場見学や打ち合わせを兼ねて沢山お会いする時間もあって、今思うと、とても貴重な時間でした。

 

ご家族の方から、先生は、〝生徒にピアノを教えることが生きがいだった。〟と仰っていただき、最後の最後まで生徒のことを思ってくださり、レッスンをすることも諦めなかったそうです。

 

私たちが最後にお見舞い伺った日には、ピアノのお部屋がある病院と知り、もうほとんど意識はありませんでしたが、ご家族の方も喜んでくださったので、ピアノを聴いていただきました。

後輩は、先生の大好きなブラームスの間奏曲、私はショパンのノクターンを。

 

こういう気持ちの状況でピアノの演奏をしたことがなかったので、色々な気持ちが駆け巡り、ドラマのワンシーンだったらいいのに・・・とか、今までの先生との思い出や感謝の気持ちが回想されながらの演奏。 先生が天に召される前日のことでした。

 

今年の夏は、先生への今までの感謝の気持ちや、先生に教えていただいたレッスンのことや練習法、楽しかった先生との思い出に浸った夏。

 

私たちのなかには永遠に先生がいてくれる気がします♪

自然と夜空を眺めることの多い夏でした。

 

 

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