鎌倉のきららホールで、エリザさんとのオペラアリアコンサート終演いたしました。
今回エリザさんとは、初めてご一緒にコンサートさせていただきましたが、初めてお会いしたとき、偶然ながらもエリザさんとの繋がりが沢山ありすぎて、とても不思議な嬉しいご縁を感じさせていただきました。
初めてお会いしたときから、色々なお話を伺う度に音楽に対する気持ちはもちろんの他、エリザさんの魅力的なプライベート話に私は興味深々でした。
表題にもある『マリアカラスの愛した魅惑のオペラコンサート』からも、エリザさんのマリアカラスへの想いが詰まった演奏会。
私も、今回エリザさんとご一緒に演奏する曲は、全てマリアカラスの演奏のみを聴こう! と、少しでもエリザさんのカラスへの想いが近づけるように心がけていました。
チラシのエリザさんのエッセイ「オペラアリアは宝石箱♪」にもあるように、一曲のオペラの演奏時間は、約2時間と長いけれど、その中で演奏されるオペラアリアは、いわばオペラの中の最も美味しい部分。
オペラのアリアは一曲が長くても10分の中に美しいメロディーと歌のテクニックがたっぷり詰まっています。
今回様々なオペラの中から、アリアだけ美味しい部分を寄せ集めたプログラム。
それぞれののオペラの中から、聴かせどころの詰まった曲目でした。
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◆プログラム◆
オペラ 「マノン・レスコー」より〝ひとり寂しく〟 プッチーニ
オペラ 「マクベス」より〝日の光は薄らいで〟 ヴェルディ
オペラ 「ノルマ」より〝清らかな女神よ〟 ベッリーニ
オペラ 「セミラーミデ」〝麗しい光が〟 ロッシーニ
ピアノソロ:オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲 マスカーニ
オペラ「パリアッチ」より〝鳥の歌〟 マスカーニ
オペラ「つばめ」より〝ドレッタの夢〟 プッチーニ
オペラ「ジャンニ・スキッキ」より〝私のお父さん〟 プッチーニ
オペラ「喋々夫人」より〝かわいい坊や〟 プッチーニ
♪アンコール
オペラ「ル・シッド」より〝泣け、泣け、わが瞳よ〟 マスネ
オペラ「タンホイザー」より〝貴き殿堂よ、〟 ワーグナー
オペラ「ジャンニ・スキッキ」〝私のお父さん〟 プッチーニ
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「ノルマ」より〝清らかな女神よ〟もほとんどの方は、おそらくアリアの部分を演奏されますが、エリザさんはストーリの流れから前後含めのロングバージョンで。
そして、アリアは魅力の詰まった魂のこめられた部分だからこそ、技術的にも体力的にもオペラのアリアだけを歌う演奏会は歌い手さんにとってとても困難にもかかわらず、エリザさんは更に難曲のアンコールも全く疲れを感じさせないゆとりのある演奏でした。
ピアノも結構な体力と気力、集中力を必要とするオペラ伴奏ですが、演奏が終わった後に感じる解放感は普段あまり味わうことができない感覚です。
終わった後、こんなに集中していたんだと、時間が経つにことに体が感じる感覚。
体が疲れても、脳が興奮して冴えている感覚。
まだまだ未熟な私の演奏ですが、今回エリザさんと共にステージが作れたことをとても感謝しています。
いつも演奏会が終わると緊張がほぐれて、ホッとして写真を撮り忘れてしまい、今回もエリザさんとのお写真一枚も撮れませんでした。残念(>_>)
演奏会後には、お寿司で打ち上げしました♪♪♪