金木犀の香り大好きなのです*
今年も何度か金木犀の香りに出会いました♪
香りに誘われて、どこに咲いているか探してしまう私*
金木犀が咲いている中、昨日はまだ蝉の鳴き声が聞こえました。
真夏の元気な勢いはなく、のんびりと ^^)
季節の移り変わりを感じます♪
こんにちは^^
少しご無沙汰してしまいました。
梨や巨峰、栗やサンマなど、秋の味覚も楽しんでいます♪
9月の初日には、偶然沢山のオペラのお稽古が始まる日でもあり、今月はオペラお稽古の日々に追われていました。
プッチーニのオペラから〝ジャンニ・スキッキ〟〝喋々夫人〟〝トスカ〟
ドニゼッティのオペラから〝ランメルモールのルチア〟〝ドン・パスクアーレ〟が同時に始まりました。
オペラ音楽稽古ピアニストのコレペティのお仕事が、まだ経験不足の私にとって、とても緊張感と学びの日々を過ごしています。
先日、伴奏のお仕事で、季節を感じる素敵な封筒で用意していただき、お気遣いに心温まりました♪
こちらは、合唱のお仕事でご一緒だったソプラノの美帆子さんのバースデイが近かったので、お月見限定のウサギとダリアのお花を贈呈しているシーンを写真に撮っていただきました(~_~)
今年は雨の日や台風も多い9月ですが、すっかり秋らしい空気を感じています*
今年の夏は本番など沢山かさなり、有難いことにノンストップな毎日なのですが、一冊、「ラ・ボエーム」のオペラは終わりましたが、今月中に弾けるようにならないといけないオペラです。
アリアなど部分的には弾いたことがあっても全曲は弾く機会なくて、一曲のオペラ300ページ以上の楽譜、残り5曲を8月中に弾けるようにしないといけないので、お仕事以外は暫く引きこもります。
一つのオペラだけでも私にとっては、とても大変なことで、しかも短期間で少し自分の限界を試す気分ですが、がんばります(^^)
それと、もう一つ、久しぶりに買った文庫本*
できれば、こちらも8月中に熟読したいところです。
残り少ない8月ですが、夏の宿題、課題が無事に終わりますように。。。☆
前日からの台風がとても心配でしたが、当日は台風一過の晴天*
新橋のアルテリーベ東京「宴~S(ソプラノ)とM(メゾ)の真夏の協演~」にお越しいただきありがとうございました。
一曲目は、大好きな曲“YOU RAISE ME UP” のデュオから始まりました。
一部のケンカの二重唱、日本語バージョンのお写真と、演奏した曲目です。
【1部】
・You raise me up:R.ラヴランド作曲(デュオ)
≪木下牧子作曲≫
・ロマンチストの豚 ~「愛する歌」より
・犬が自分のしっぽをみて歌う歌 ~「愛する歌」より
・竹とんぼに ~「花のかず」より~
≪オペラ≫
・私を泣かせてください ~オペラ『リナルド』より :ヘンデル作曲
・復讐の炎は地獄のように我が心に燃え ~オペラ『魔笛』より:W.A.モーツアルト作曲
・「お先へどうぞ!」~オペラ『フィガロの結婚』より:W.A.モーツアルト作曲(デュオ)
・誰も寝てはならぬ ~オペラ『トゥーランドット』より :プッチーニ作曲
・私が街を歩けば ~オペラ『ラ・ボエーム』より :プッチーニ作曲
・ある晴れた日に ~オペラ『喋々夫人』より :プッチーニ作曲
【2部】
・赤とんぼ :山田耕作作曲(デュオ)
・夏の思い出 :中田喜直作曲
・空家の風鈴 :玉井明作曲
・野ばら :シューベルト作曲
・野ばら :ウェルナー作曲
・蘇州夜曲 :服部良一作曲
・愛の讃歌 :M.モノー作曲
・見上げてごらん夜の星を :いずみたく作曲 (デュオ)
(アンコール)
・翼をください (デュオ・全員合唱)
京島麗香さん亀岡聖子さんとご一緒に、夏を感じる曲目や、とても盛りだくさんなプログラムで演奏することができました。
最後に皆さんで歌った翼をくださいの全員合唱も、とても素敵でした♪
美味しいお食事に、お酒、音楽で皆さまとご一緒に過ごせたお時間が、夏の思い出の一コマになっていただけたら嬉しいです。
次回は、同じメンバーで来年3月11日(土) 夜に決定しています。
是非ご予定に、アルテリーベを入れていただけると嬉しいです。
また、アルテリーベさんでは、ほとんど毎日のように、お食事と音楽のコンサートを開催しています。
打ち上げでいただいた、お食事、どのお料理もお味がとても美味しいのです(^^)
お酒と一緒に幸せ♪
日によって、違う演奏者が出演されていますので、お仕事帰りやお時間があるときに、是非美味しいお食事と音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
入り口に飾られている言葉です♪
❝愛と酒と歌はよろこびと楽しい雰囲気を創造する❞
∮Con l’armonia(コン・ラルモニーア)通信 vol.5♪
Con l’armonia(コン・ラルモニーア)通信 vol.5は、プッチーニ作曲 オペラ『La Boheme (ラ・ボエーム)』のあらすじについて書きたいと思います。
【La Boheme ~プッチーニ作曲 オペラ『ラ・ボエーム』全4幕】
『ラ・ボエーム』とは、「ボヘミアン」のことで、1830年当時のパリに多くいた芸術家の卵たちは貧しく、しかし、希望にあふれて過ごしていました。オペラ『ラ・ボエーム』はボヘミアンの日常的な風景を描いています。プッチーニ自身も20代で故郷ルッカからミラノに出て、苦学に励んでいました。
◾︎主な登場人物◾︎
・詩人のロドルフォ
・画家のマルチェッロ
・音楽家のショナール
・哲学者のコルリーネ
・ロドルフォと恋に落ちるミミ
・マルチェッロの元恋人ムゼッタ
【第1幕】
舞台は1830年頃のパリ。あるアパートの屋根裏部屋で、ボヘミアンと呼ばれる芸術家の卵たち、詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナール、哲学者コルリーネが貧しいながらも陽気に共同生活をしていました。寒さに凍える屋根裏部屋でロドルフォの書いた原稿を燃やして、つかの間の暖をとっています。 クリスマス・イブの夜、ショナールがたまたま稼いできたお金で4人は街に繰り出そうと意気投合します。
詩人ロドルフォだけは原稿を仕上げてから行くことになり仲間を送り出すと、隣人のお針子ミミがろうそくの火をもらいに訪ねてきました。ミミは戸口で鍵を落としてしまった上、風でロドルフォのロウソクも消えてしまいます。暗闇の中、手探りで鍵を探す二人の手がふれあい、二人は恋に落ちて仲間たちの待つ街へと出かけていきます。
暗闇の中では、先に鍵を拾ったロドルフォは、それをポケットに入れ、鍵を探すふりをして、ミミの手を握ります。このとき歌われるロドルフォのアリア「冷たい手を」と、その後でミミが自分のことを知ってもらうために歌うアリア「私の名はミミ」はとてもロマンティックな場面です。
【第二幕】
クリスマス・イヴで賑わうパリの街。ロドルフォは、カフェ・モミュスで先に愉しんでいた仲間3人にミミを紹介します。
カフェ・モミュスで祝福の乾杯をしようとすると、そこへ画家マルチェッロのかつての恋人ムゼッタが登場します。彼女はパトロンのアルチンドーロを従えて得意そうでしたが、ひとり無視しているマルチェッロを見て憤然とします。始めはぎこちなかったものの、お互いにまだ惹かれあっていることに気付いた二人は、よりを戻します。ムゼッタのパトロンだったアルチンドーロに勘定書きを押しつけて、芸術家たちはムゼッタを担いで群衆の中に消えて帰っていきます。
【第3幕】
雪が降りしきる早朝、ミミはマルチェッロに、自分の恋人ロドルフォが最近冷たいことを相談します。そこにロドルフォが現れたのでミミは物陰に隠れましたが、彼はマルチェッロに「ミミを愛しているけれど、彼女は結核を患っていて、今の貧しい暮らしでは薬を買うこともできず、衰えていくミミの姿を見ていられない。貧乏の自分には面倒が見切れなので、別れる方がいい」と言うのを聞いてしまいます。
物陰に隠れて立ち聞きしていたミミは泣き崩れ、ミミがいるのに気づいたロドルフォは彼女に駆け寄ります。二人は愛を確かめ合いながらも、お互いのために別れる決心をしました。
【第4幕】
ロドルフォはマルチェッロと再び創作活動に励んでいますが、ミミのことが忘れられないでいます。 コッリーネとショナールが食材を持って現れ、みんなで愉快な乱痴気騒ぎをはじめます。そこへ突然ムゼッタが飛び込んできて、体調を崩したミミが階段の下まで来ていると言います。ロドルフォは部屋を飛び出し、衰弱し切ったミミを部屋に担ぎ入れベットに寝かせます。
ミミは愛するロドルフォの元で最期を迎えたいと望んだのでした。彼女のために薬を買おうと、仲間たちはお金の工面に出掛けていきます。二人きりになったロドルフォとミミは抱き合い、幸せだった日々を静かに思い出を語り合いますが、みんなの帰りを待っていたかのようにミミは静かに息を引き取ります。
ラストシーンは、ミミの名前を叫ぶ声ロドルフォの声が、響きわたる中、オペラの幕を閉じます。
悲劇のオペラなので最後はミミは死んでしまい悲しみに包まれますが、『ラ・ボエーム』のオペラは、ボヘミアンの生活を明るく楽しく面白く表現されながらも、恋人の愛のロマンを語るシーン、2幕のクリスマスイブの華やかなシーン、プッチーニの美しくも演劇性のある音楽、とても素晴らしいオペラです。