今日は久しぶりにイタリア語のレッスンでのブログを書きたいと思います♪
音楽記号のスラーとタイ。
① スラー
② タイ
両方とも線で音をつなぐ記号ですが、とても良く似ている記号です。
そして、スラーのことをよく、legato(レガート)で、とか滑らかに繋げて演奏することと言われていていまが、スラーとレガートは違うの? 一緒なの? という疑問がありました。
ピアノを教えている時にスラーのことをlegatoと言っていいのかあやふやな私がいました。
今回、小さな疑問が解決できました!!!
以前も書きましたが、
( こちらです→ http://pf-makiko.tumblr.com/post/14262538367 )
mfの「やや強く」を f(フォルテ)の半分でということが解ったときと同じくらい嬉しい発見でした。
legatoは結ばれた、つながれたという意味があります。
・動詞:legare(結ぶ、つなぐ)。
・名詞:legatura(結ぶこと、結び目、絆)
友情や、絆で結ばれる時にも使われる言葉です。
レッスンの時に先生のご自宅にある辞書を沢山広げて幾つも見ていくうちに、納得したぴったりとした表現を見つけました!
① のスラーは
legatura di suono : 音(響き)を繋ぐこと
② のタイは隣同士で尚且つ同じ音を繋ぐ記号ですが
legatura di valore : 音符・休符(音価)を繋ぐこと
似た記号は同じ legaturaで表されていました。
そしてスラーは、音を(滑らかに)繋ぐ為の記号のこと。レガートは音を(滑らかに)繋ぐ為の言葉のこと。
同じ意味で良かったことが確信できて、とてもスッキリしました(^・^)
教えるときに言葉にすることで、今更私も改めて気がつくことが沢山あります。
私が自分で納得していないと、どうしても曖昧な言葉でになってしまい、スラーのことを 「もっとレガートのように繋げて」 と言っていました。
微妙なのですが、「~ように」という言葉は、似ているけれど同じではない時につかう言葉で、他の例に例えると、
「いちごのような味」とはいちごの風味でいちごではありませんよね!?
言葉って難しいし、子供は素直なのできちんと覚えてくれるので、自分の言葉に責任をもって伝えられるようになりたいと思っています。
無知な自分を書くことは恥ずかしいことかもしれませんが、知らないことや分からないことがわかった時は、とても嬉しいです。
これからも小さな発見を大切にしていきたいと思います。