*伝統のお祭り

 

秩父夜祭は、京都祇園祭、飛騨高山祭と並んで「日本三大曳山祭」(日本三大美祭)の一つです。

 

300年近くの歴史があり、神話で12月3日に秩父神社の女神と武甲山の男神が年に一度、秩父公園の亀の子石で会えるというエピソードがあります。

 

牽引される6台の屋台と笠鉾は国指定有形重要民俗文化財、秩父神社での神楽、屋台舞台で上演される秩父歌舞伎や曳き踊りなどは国指定無形重要民俗文化財になっています。

 

屋台・笠鉾の彫刻や垂れ幕の刺繍、黒漆の屋根など、とても豪華、芸術的で見所の一つでもあります。屋台・笠鉾は「秩父屋台囃子」の演奏とともに曳かれ、小太鼓のリズムを基本に力強い大太鼓、笛と鉦の装飾が加わり賑やかでダイナミックなお囃子に気分が高揚します♪

 

お祭りは3日の夜が一番のクライマックスで、とても見応えがあります。

3日の夕方から6台の笠鉾・屋台は提灯を灯し秩父神社を出発し、亀の子石のある秩父公園の御旅所に向かいます。 御旅所の手前には団子坂という30度位の急な坂道があり命がけで20トンある6台の屋台を順番に曳きあげます。この時、冬の澄みきった夜空に次々と煌びやかな花火が連続的に上がるのです。 華やかで幻想的、迫力のある花火はいつ見ても感動してしまいます。

 

屋台のやわらかい提灯の灯りと色とりどりの華やかな花火の光。 迫力のある花火の音と力強く響き渡る秩父屋台囃子。躍動感があり全てが合致されたこの日の一番のクライマックス、本当に感動的です。

 

秩父公園に6台の屋台が並ぶと儀式が行われます。この時点で10時半を過ぎていますが、まだお祭りは終わりません。 屋台舞台での曳踊りなども行われ、団子坂を下りそれぞれ屋台倉庫に到着するのは真夜中です。家にも夜中の3時過ぎまで太鼓が聞こえてきました。 地元に伝統と歴史のある夜祭があることは嬉しく、幸せに思いました∮

 


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