昨日は、いつもお仕事でお世話になっている先生が携わっているコンサート、毎年「海の日」に開催されている「海にきらめく珠玉のチャリティーコンサート」へ上野の奏楽堂に行ってきました。
昨日のコンサートは芸大の校内にある新しい奏楽堂でしたが、上野公園内に旧奏楽堂があります。 かつては、滝廉太郎や山田耕筰も演奏されたことがあり、今では重要文化財にも指定されてる、日本で最初に建てられた本格的な西洋式の音楽ホールです。
【 旧奏楽堂 】
ここ数か月、時間がある時に沢山の演奏会に行きましたが、振り返ってみると、9割近くが声楽とピアノでの演奏会ばかりでした。
今回もピアニストさん3名が、15人の歌い手さんと一緒に演奏されましたが、色々な方の演奏が聴ける楽しいコンサートでした。 ピアニストさんの演奏はもちろん、歌の伴奏をする私にとって歌い手さんからもお勉強になることが沢山あります。
沢山の演奏会に行き、様々な方の演奏を聴き、改めて自分の演奏の欠点に気がついたり。
そして今回のような、沢山の方が出演される演奏会に行く機会が多かった中、今でも忘れられない位私の心に響き、感動する演奏がありました。
生の演奏は、一度きり、その空間でしか聴くことができないけれど、演奏者の魂や想いがある音楽は時間が経った今でも鮮明に記憶に残っています。 音は一瞬にして消えてしまうもので儚いけれど、感動した時の気持ちは色褪せないことに気が付きました。
ある先生が、「音楽でお腹をいっぱいにすることはできないけれど、音楽は心をいっぱいにできると思います」と仰っていました。
私も大好きな音楽で心を満たされることが沢山ありますし、そのような演奏もできたらいいなと思っています。
暑さが厳しい一日でしたが、上野公園の噴水の周りや、芝生でのんびり過ごしている人がいっぱい。
ほのぼのする光景でした♪