今日は、母校のオーディオ資料室にヴェルディーの歌曲を聴きに行きました。
ヴェルディーと言うとオペラのイメージばかりで、すっかり歌曲の存在を忘れていました。
ヴェルディーの歌曲は全22曲で、一曲が2~3分程の短い曲ばかりなのですが、とても凝縮されたオペラのアリアのような曲が沢山ありました。
今回は「6つのロマンス」第1集から演奏をするのですが、やっぱり私には詩の内容がピンときません。奥が深くて難しいです。
【6つのロマンス 第1集】
1. 「お墓に近寄らないで欲しい」 (ヤーコポ・ヴィットレッリ詩)
2. 「エリーザよ、疲れた詩人は死ぬ」 (トンマーゾ・ビアンキ詩)
3. 「孤独な部屋で」 (ヤーコポ・ヴィットレッリ詩)
4. 「暗い夜の恐怖の中で」 (ヤーコポ・ヴィットレッリ詩)
5. 「私は安らぎをうしなう/糸を紡ぐグレートヒェン」 (ゲーテ詩)
6. 「ああ、悲しみの聖母様/グレートヒェンの祈り」 (ゲーテ詩)
この曲集はヴェルディーが20代半ばの曲集で世に出た初めての作品のようです。
曲集の題名はロマンスなのに、重たい内容に感じます。
1~4曲目はイタリアの詩人から、5、6曲目はドイツの詩人ゲーテから選び作曲していますが、ヴェルディーはどういう気持ちでこの詩を選んだのだろう~? 考えさせられました。
イタリア語の先生は、オペラ翻訳はもちろん、詩が大好きということもあって、私にもイメージしやすく、解りやすく、素敵な表現で教えて下さります。 色々教えていただきたいことがありすぎて、脱線してしまいますが、近々教えていただきたいと思っています♪
そして、今日は母校のモーツァルトホールで学校主催の無料コンサートがありました。
韓国のチェ・ユジンという女性ピアニストのリサイタルで好きな曲ばかりだったので飛び入りで演奏会に行きました。
【Program】
♪ ≪モーツアルトの‘フィガロの結婚’の主題による幻想曲≫
(リスト=ブゾーニ作曲)
♪≪巡礼の年≫ 第2年 イタリアより (リスト作曲)
・ペトラルカのソネット 第123番
・ダンテを読んで ~ ソナタ風幻想曲
♪ 6つの楽興の時op.16 (ラフマニノフ作曲)
≪モーツアルトの‘フィガロの結婚’の主題による幻想曲≫の曲は初めて聴きましたが、モーツァルトのシンプルなテーマがリスト=ブゾーニによって、とても華やかな幻想曲に編曲され、聴きごたえがありました(^・^)